オール電化のマンションは良くない?電気代も公開

暮らし

ここ数年、電気代が高騰していて、オール電化を後悔する声を耳にします。

我が家が現在のマンションを購入したのは約12年前

その当時はちょっとしたブームだったようで、オール電化マンションが付加価値としてアピールされていた記憶があります。

そんなオール電化マンションに暮らして12年、実際にどうなのか、電気代も含めて、率直な感想を書きたいと思います。

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オール電化マンションのメリットと電気代について

我が家は関西圏に住んでいるので、使っている電力会社は、関西電力になります。

関西電力には、オール電化なら電気料金が10%OFFになるという、はぴeプランという商品があります。

基本料と電力量の総額から10%OFFになる、ものすごくお得なプランです。※2015年4月1日以降新規加入を停止しているようです。

我が家はこのはぴeプラン対象の家庭で、今も継続して割引が受けられているので、通常より割安な電気料金となっています。

電気代が高騰した今、ありがたすぎる割引です

また使う時間帯によって電気代が変わるのですが、23時~7時の電気代は、ほぼ半額になるので、夜中に浴室乾燥機で洗濯物を乾かしたりしています。

ちなみに電気代に関しては、賃貸に住んでいた時は、ガス代+電気代の合計で、月々1万5千円ぐらいでした。

その後オール電化マンションに住むようになって、1万2千円ぐらいに下がった記憶があります。

子供が生まれる前の電気代ですが、ガンガン冷暖房を使っていました

現在は電気代が高騰しているので、もっと高いのですが、2万円を超える月は冬季のみなので、ガス代と電気代を合わせた金額より、割安になっているように感じます。

基本料が電気料金のみでいいという点も、割安な料金になりやすい理由かと思います。

また火を使う事が無いので、安全性が高く、火災が発生しにくいというメリットもあります。

IHはフラットなので、掃除がラクなのも、私の中では大きな利点です。

最近のIHはパワーがすごいので、ガスに負けていないと感じます

 

オール電化マンションのデメリットとは

続いてオール電化マンションのデメリット一つ目ですが、早速最重要な内容です。

停電すると何もかもが終わる

オール電化は当たり前ですが、全てが電力で動かされているので、停電すると全てのライフラインが止まってしまいます。

一見関係ないと感じる水道も、各家庭に給水する際に、電気ポンプを使うので止まってしまいます

さらにマンションのメインエントランスの自動ドアも、電気の力で動くので開け閉めできなくなります。

エントランスが開かないというのは、盲点でした

以前停電した際、マンションのエントランスは何とか開ける事ができたのですが、駐車場の入り口、駐輪場の入り口は開ける事ができなかったので、会社に行くことができませんでした。

停電なんて滅多に起きないだろうと考えていたのですが、12年の間に3回停電しています。

2回は数十分で復旧したのですが、1回は2日も電気が戻りませんでした。

冷蔵庫の中が全て終わりました・・・

台風で、電柱が倒れてしまった事が、停電の原因になったようです。

以後台風がある度に、停電する可能性を考慮して、浴槽に水を貯めたり、モバイルバッテリーの充電をフルにしたり注意するようになりました。

電気が復旧した時は、電気がつくって素晴らしい・・と当たり前の日常に感謝した記憶があります。

停電に備えて、家庭用発電機の購入を検討しています。

その他デメリットは、平日昼間の電気代が割高になるという点と、電気温水器(エコキュート)の交換費用についてです。

夜間に沸かしたお湯を貯めておくエコキュートは、15年程度で交換する必要があります。我が家が前回交換した時は、60万程度かかりました。

この交換費用が高額と言う点も、考慮する必要があります。

 

オール電化マンションはおススメできる?

停電さえしなければ、安全性が高く快適に暮らせるので、個人的にはおススメできます。

ただ台風の多い地域や、真冬に電気が止まると身の危険を感じる程、寒い地域にお住いのご家庭にはおススメできません!

また電気代も地域によって異なるので、電気代が高い地域の方は、ガスと併用した方が安くなるようです。

共働きで、昼間あまり家に居ないご家庭や、老夫婦だけで暮らしていて、ガスの扱いに不安を感じているご家庭にはメリットが大きいのではないかと思います。

ガスと電気、それぞれにメリットとデメリットがあります